フォーラム 2015〈岩国〉

うたをさがしてトリオ

2015年12月17日

山口県民文化ホール シンフォニア岩国

 

私たちは、これまで地域や自治体という枠を超えて、地域住民と行政が一体となったアートプロジェクトを継続的に実施し、プロジェクトに関わった人たち、アートに出会った人々に精神(心)の高揚、また文化意識の変革と活性化を促進し、物質的なものとは異なる“心による地域(都市)づくり”の可能性を考える、としていくつかの取り組みをしてきました。このことはある意味で地域とアートを結びつける市民運動としての様相を呈し、芸術文化の問題のみならず新しい地域づくりの可能性を示唆するものとして注目されています。 

このことは与えられたものを消費する文化とは異なり、「みる」「つくる」「ささえる」というプロジェクト体験を通して経験される生産的な活動そのものを喜びとする精神性を重視した取り組みであり、地域ぐるみのアート体験、あるいは新しい鑑賞スタイルとして、「生活と芸術」「過去と現在」「地域と人々」をダイナミックに交流させ、私たちの現在を考える絶好の機会となりました。

昨年の「オペリータうたをさがして」が、あの大震災を背景にもち、さらに被災された人に限らず多くの人々に語りかけ、よみがえりの力を喚起させ、さらに共鳴を誘う素晴らしい歌舞台となった感動を忘れることはできません。

今回はあの時のメンバーからトリオによる“うたと演奏”のコンパクトな舞台となりますが、いっそう身近なものとして堪能いただけるものと思います。

このフォーラムが現代社会の諸問題と私たちの意識について考えるとともに、これまでの価値観を相対的に捉えかえす眼差しと豊かな想像力をもって将来の「地域」「文化」「暮らし」について考える契機ともなれば幸いです。

岩国公演 総合ディレクター・原田文明

うたをさがしてトリオ

うたをさがしてトリオ

左からコントラバスの奇才・斎藤徹、ソプラノ歌手ジャワガムラン屈指の歌い手・さとうじゅんこ、天才ヴァイオリン奏者・喜多直毅の面々

リハーサルのようす

リハーサルのようす

斎藤徹(コントラバス)と喜多直毅(ヴァイオリン)

舞台美術

舞台美術

原田文明の「リレーション」

舞台美術

舞台美術

原田文明の「流れ」

打ち上げ交流会

打ち上げ交流会

スタッフのみなさんとイタリアンで打ち上げ