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子どもの造形にかかわってきて特に気にかけていることは「表現のおもしろさ」についてどのように実感(経験)させられるかということです。

子どもをとりまく環境の変化も著しく、制作をとおして考えることや感じることよりも完成という結果が要求されすぎているとも思われます。つまり、いかにはやく完成という結果をだすかということ、そのための情報や知識をもとめようとする傾向があると云えます。また、ゲームやテレビに夢中で一方的に与えられることを楽しんでいるともいえましょう。

このコースでは、絵画や粘土あそびの他に木や金属、紙、ガラス、石、などといった色々な材料にふれることをとおして作品の制作に取りくんでいます。造形あそびの楽しさはただ作品を完成することだけではなく、「つくる」過程で何を感じどのように考えるかということにあるのではないでしょうか。子どもたちと一緒にその総意と可能性について考えながら、道具や素材に親しむことを大切にして指導をしています。

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